家の不要品が100万円に!?体験して分かった不要品処分のあれこれ
使ってないけど捨てるのももったいないし、せっかく買ったものだし…とついつい貯めてしまっている本やDVD、どの家庭にもきっとありますよね。でもずっと持っていてももったいないだけ!その家庭では不要品でも必要としている人は必ずいます!
家の不要品は、売ってお金に変えることができるのです。
そこで今回、家に不要なものをたくさん抱えた、とある家庭が実際に断捨離を決行。その結果やいかに…?
<目次>
・今回やってみて分かったことまとめ
1、不要品どうやって処分する?
2、販売代行業者の主な3種類とその特徴
3、販売代行業者に依頼した場合の実際の手順
4、販売代行業者で売れたものと売上金額の結果
5、販売代行業者を利用してわかったこと
・実際に売った商品例と、その傾向の見解
・実写映画のDVDは、古くてレアな名作は概ね高く売れるが、
メジャーな作品やマニアック過ぎる作品は安い傾向
・クラシック音楽CDはタダ同然…。
・本の大半は購入価格の30~45%と高く売れた。
ふと気が付けば、過去に買ったDVDや本が貯まってきたマネ男・マネ娘夫妻。そろそろ処分したいけれどゴミとして出すのにはやはり抵抗があります。
大量に集めたDVDや本、どうしようかな。置き場所にも困るしそろそろ処分を考えないと…
えっ、せっかく集めたのにもったいないよ!
でも全然使ってないし、これだけスペースを取られているほうがもったいないと思わない?
…そう言われるとそうだね。残念だけどこれを機に思い切って捨てるかぁ…。
ちょっと待つニャ!いらないからって簡単に捨てるのはもったいないニャン!家に眠っている不要品は、1人あたりなんと平均約28万円にも換算されるという調査もあるニャ!(※)
※株式会社ニッセイ基礎研究所「みんなのかくれ資産調査委員会」の調査(https://www.nli-research.co.jp/files/user/report/researchers_eye/2018/eye181107-1_1.pdf?site=nli)
え!28万円も!?
そうニャ!実際どんな風にしてお金に変えられるのか、今回は実際に体験した夫婦を呼んで語ってもらうニャ。
今回実際に体験した都内在住、DINKsのM家。
カルチャー好きの夫が独身時代に、ためにためた本、CD、DVDが部屋を陣取っている。部屋のスペースももったいないし、もうすぐ引っ越しを検討していることもあり、思い切って処分することに!
妻のA美です。今回は私が実際の体験をお話ししますね。
不要品どうやって処分する?
以前、こちらの記事で紹介されていたように不要品をお金に変える方法としてはフリマなどを利用してリユースする手法がありますよね。でも共働きで処分したい不要品が大量にある我が家では1つ1つフリマやネットオークションで処分するなんて気が遠くなってしまいました。
こんなに大変な作業、個人ではとてもできない!もういっそのことゴミとして処分したほうが早いんじゃない…?
ホントに…気が遠くなってやる気がなくなっちゃうよ(汗)…
でも、面倒だからこそきっと代行ビジネスがあるんじゃない?探してみよう!!
と、いうことで早速調べることに…
やっぱりあった販売代行業者!でもどんな業者がある?
調べてみるとやはり不要品処分をお手伝いしてくれる業者さんはたくさんあります。もちろん手数料などはかかるので、処分したい品物が少ない場合などは自分でフリマやオークションに出したほうがよさそうです。
ネットで検索するだけでもたくさんのサービスがありますが、大きく分けて3のタイプがありました。
①買取
その名の通り一括で業者に送ると業者が査定して、相当の金額を支払ってくれます。買取の中にも特定ジャンルの専門店や不要品回収業者などいろいろあるので、売りたいものによっても業者選びの仕方は変わります。すぐに現金に換えたい人、結果をすぐに知りたい人は買取を使うのが良いと思います。
デメリット:思ったよりも金額が低い可能性がある。※お店としても売れるかどうかわからない商品を仕入れることになるため。
具体的なサービス例
・東京不用品買取センター(https://tokyo.fuyouhin-kaitori-center.com/)
・高く売れるドットコム(https://www.takakuureru.com/)
等
②オークションの代理販売
Yahoo!オークションやAmazonなどのプラットフォームを使って私たち依頼者の代わりに出品してくれるものです。できるだけ高く買ってほしい!商品の価値に自信がある方はオークションの代行が良いのではないしょうか。
多くの業者は落札されるまで費用は発生せず、落札された金額に対して手数料がかかり、「落札金額-手数料=支払い金額」という仕組みになっています。
ちなみに利用者が多く、すぐに買い手が現れそうなメルカリは残念ながら代理販売が出来ません。
デメリット:1円でも売れない可能性がある。売れるまでに時間がかかることもある。
具体的なサービス例:
・オクサポ!(https://econet-trading.jp/)
・代理販売ドットコム(https://dairihanbai.com/)
・QuickDo(https://www.quickdo.jp/)
・マカセル(https://makasell.com/)※2020年6月2日に開始した日本初の出品代行マッチングプラットフォーム
等
③オークションの代理販売と即時買取りの両方
3つ目は先ほどの2つを良いとこ取りしたもの。基本的に商品はオークションで一度販売され、購入されるのを待ちます。※商品によっては代理販売不可の場合もあります。
しかし一定期間売れなかった場合は見込みの査定で買い取ってもらうことができます。
デメリット:一定期間売れなかった商品なのでかなり安値での買取り金額になる。
具体的なサービス例:
・ウレテク(https://ureteq.jp/)
・ブランドリサイクルショップbloom(https://bloom-itaku.com/)
等
高く売れそうなものもあるけど、ほとんどは大した金額にならないと思うから今回は③「オークションの代理販売+買取」のサービスにしてみよう。
箱に詰めてしまえば発送はらくらく!実際の手順
ここからは私たちが使ったサービスを元に実際の手順をご紹介します。
Step1.ネットで会員登録
まずは先ほど選定したサービスに申し込みます。氏名・住所などの個人情報を入力したら申込は完了。
ネットで申し込めて簡単ね!
Step2.箱が送られてくるので箱詰め
申込から数日、業者に品物を送るために必要な箱が送られてきました。もちろん無料です。さっそく箱詰め、箱詰め♪
ちょっと待って!こんなに物があるの~⁉︎しかも、意外と箱詰め作業が大変だし、段ボールが積み重なってまるで引っ越し前…。うぅ…。
※画像はイメージです。
しかし、これが最初で最後の“しんどいポイント”でした。
↓
Step3.発送
ようやく箱詰め作業が終わりました。その数19箱‼︎これらをすべて発送するのですが、今はとっても簡単で便利。ネットで宅配業者に申し込めば、送り状もすべて準備してくれて、1箱ずつ送り状を貼って持っていってくれるのです!
WEBで集荷申込するだけで送り状も作って貼って、運んでくれて楽ちん!やっと段ボールの山とサヨナラできた~!
↓
Step4.売れるのをひたすら待つ
が終わったらここから先は業者さんがすべて販売を代行してくれます。通常であれば自分でやらなければいけない商品写真の撮影や、情報の入力などといった作業は一切不要!
高かった品や、古くてプレミアがついていそうな品もいっぱいあるからな〜。
1箱1万円として、20万円くらいは期待したい!
結果発表!意外に高価なもの、安価なもの
今回は19箱という大量の販売を依頼したので業者さんの登録作業にも時間がかかり、すべての品が販売開始されるまで約1ヶ月かかりました。そして販売を開始してから2ヶ月。これまでに売れたものの一部をご紹介しましょう。
基本的に業者さんはAmazonマーケットプレイスで販売していて、Amazonマーケットプレイスで売れた金額の半額くらい(手数料が引かれるため)が手元に入ってくると思ってもらえるといいと思います。
(実際のWEB上の確認画面)
①高く売れた例としては1977年に公開された映画のDVDで、980円で買った商品が2,579円で落札され、手元に入る金額は1,148 円!買った時よりも高く売れました。
②他にも1955年に公開されたSF映画のDVDは、1,545円で買った商品が3,000円で落札されて、手元に入る金額は1,361円になりました。この商品は現在Amazonで“再入荷見込みが立っていないため、現在ご注文を承っておりません”と、なっていることから、市場価値が高くなっていると思われます。
逆に残念な例も紹介しましょう。
③5枚組のTVドキュメンタリーのDVDBOXセットは21,571円で買った商品が、少しDVDの背表紙部分が日焼けしていたとはいえ、3,500円で売られ、手元に入る金額は、たった1,613円に…。
しかも今(2020年12月現在)Amazonで見ると中古で51,700円で売られていた!!
先にわかればコレだけは別で売りたかった~!悔しい~!
まとめるとこのようになります。
WEB上で何がどう売れたのかも見ることができるので、売れていく過程を見れるのも楽しいです。商品ごとに売れやすさがアイコンで示されているので「これはもうダメかもな〜」なんてこともわかります。
(実際のWEB上の確認画面)
申し込みから2ヶ月、不要品が約10万円に代わった!
売れ行き状況はWEBサイト上で都度確認でき、ユーザーが振込指示をするとあらかじめ登録しておいた口座に振り込みがされます。
今回使用したサービスは販売中の商品が残っている場合でも振込をしてもらうことができるので、まずは一定期間で売れた金額を確認して振り込んでいただきました。
結果…不要品総数約1800点中、180点が売れ、販売期間2ヶ月で約10万円!
販売期間は1年間あり、それでも売れなかったものは業者さんが査定してまとめて買い取ってくれます。
総数のうち約10%が売れて10万円ってことは、全部で100万円も夢じゃないかも⁉︎
いや、売れやすいものから売れただけだからさすがに100万は無理でしょ…。
やってみてわかったこと
今回実際に業者さんを使って不要品を処分してみて、傾向がわかったのでそちらもご紹介します。
■DVD
・実写映画作品は、古くてあまり出回ってないような評論・批評界隈の名作は、概ね高く売れるが、メジャーな作品やマニアック過ぎる作品は安い傾向にある。
・ほぼ購入金額と同じか若干高い金額が戻ってきた映画のDVDさえあった。
・アニメ作品のDVDは基本的に高く売れるが、相場は一般的な中古市場と同様。
・売れたDVDの3割は、購入時の25%くらいの金額が手元に戻ってきた。残りの7割は、10~15%くらいになった。
■CD
・クラシック音楽やメジャーすぎるCDは正直タダ同然…。手元に戻ってきた金額が100円以下のものも結構ある。
・購入時価格と手元に返ってくる金額の比率は、DVDとだいたい同じ。
■本
・大半が購入価格の30~45%と高く売れた。
・一部は高く売れたが、そもそもあまり売れていない。
一部商品をご紹介します。
ということがわかりました。私たち夫婦のように忙しくてもちょっと頑張れば不要品をお金に変えることができました。単にごみとして処分するよりもリサイクルしているという気持ちにもなり、すがすがしい気持ちになれましたよ。
総数が多いとは言えこれだけの臨時収入になるなんて羨ましいな〜。
具体的な手順や価格も知ることができて参考になったね!私たちの家の不要品も売ればいくらかの金額にはなりそう。
“私たちの”ってことは、マネ娘の洋服やカバンも当然含まれるよね?
え…!
マ、マネキンのおもちゃは捨てないでほしいニャン!